Fitts's law
フィッツ自身は法則について二本の論文しか発表しなかったが(1954 年にフィッツ名義、1964年に Peterson と共著)、ヒューマンマシンインタフェース (HCI) の領域で関連する研究は数百、より広い心理学の分野ではおそらく数千の研究結果が発表されている。 https://www.youtube.com/watch?v=M-9FbUJk6tI
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フィッツの法則はデザインの基本的で常識的な法則ですが、よく無視されます。
ポール・フィッツという研究者が作ったモデルで、ユーザーが目標をどれくらいの速さで選べるかを説明しています。
フィッツの法則は、目標を取得する時間は、その目標の大きさと目標までの距離の関数であると言います。
目標とはユーザーが操作しようとするもの、例えばタップするボタンやクリックが必要なフォームフィールドです。
近くに大きな目標がある場合、対話コストは最も低く、遠くに小さな目標がある場合、対話コストは最も高くなります。
行動を完了するためのボタンは、アクティブな要素のすぐそばに配置するべきです。
重要なアクションは、選択しやすいように大きくするべきです。
メニューやドロップダウン、インタラクティブなリストの場合、短い方が良いです。ただし、ユーザーが必要とする全てのオプションを表示するためには、リストが長くなることもあります。
大きな目標とそれを見つけるための時間が少ないと、対話コストが低くなることを覚えておくと良いです。
2016 無限大のサイズを持つターゲットのポインティングに関する調査
概要:画面端に設置されたターゲットのサイズは無限大と見なせるため, カーソルを微細に制御せずにポインティングできるといわれている.従来からポインティングタスクの分析や操作時間の予測にはフィッツの法則が利用されてきたが,ターゲットのサイズを無限大にした場合に対応できないという問題をかかえている.
そこで本稿ではターゲットまでの距離 A, ターゲットの可視領域のサイズ Wu, 左右の移動方向 Dir を変更した実験を行った.
その結果, サイズが規定されたターゲットのポインティング時とは異なるカーソル速度変化が観察された.
また, 操作時間 MT と実効幅 We がいずれも距離 Aの1次式で表せるなど,新たに発見した関係について報告する.